ロイス・ダンカンの小説「Down A Dark Hall」を実写化したホラー映画「ダークスクール」について紹介します。
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※この記事に掲載している「ダークスクール」の配信情報は2019年6月時点のものです。
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目次
映画「ダークスクール」の作品紹介
【原作】
ロイス・ダンカン「Down A Dark Hall」
【キャスト】
アナソフィア・ロブキット/ユマ・サーマン/イザベル・ファーマン/ノア・シルバー/テイラー・ラッセル/ロージー・デイ
【監督】
ロドリゴ・コルテス
【脚本】
ビクトル・モレロ
【劇場公開日】
–
【DVDレンタル・動画配信日】
2018年12月5日
【主題歌】
主題歌なし
【作品概要】
世間から隔絶された名門寄宿学校で恐ろしい現象に襲われる少女たちの運命を描いたシチュエーションスリラー。「レッド・ライト」のロドリゴ・コルテス監督が、「ラストサマー」のマイケル・ゴールドバッハロイス・ダンカンの小説「Down A Dark Hall」を映画化した。実父を亡くし、母や義父と暮らす少女キットは、素行不良で高校を退学になり、更生のため森の奥にある名門寄宿学校に入ることに。そこにはキットと同じような女子生徒たちが暮らしていたが、次第に絵に没頭して我を忘れたり、部屋にこもって叫んだりする生徒が現れはじめる。不審に思ったキットは、この学校に隠された恐ろしい過去を知る。「チャーリーとチョコレート工場」「ソウル・サーファー」のアナソフィア・ロブが主演を務め、「キル・ビル」のユマ・サーマンが物語の鍵を握る謎めいた教師役を演じる。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。
引用:映画.com
映画「ダークスクール」の3つの見どころ
- 「キル・ビル」のユマ・サーマン主演!
- ラストから結末までの展開が一気に押し寄せる!
- 子どもたちの運命はどうなるのか!
映画「ダークスクール」は「キル・ビル」のユマ・サーマンが、子どもたちを戦慄の恐怖へ陥れる教師役を演じているスリラー映画です。
出演する生徒役の女生徒がみんな可愛らしいのが特徴。
ストーリーは想定を超える結末や様々な伏線が最後にたたみかけるように一気に押し寄せてきてゾクリとさせられます。
映画「ダークスクール」のあらすじと結末ネタバレ
映画「ダークスクール」のストーリーを「起承転結」で紹介します。
※結末部分含め、ネタバレを含むので注意してください。
「ダークスクール」あらすじ:ネタバレ起
父親の死後、母親と折り合いが悪くなり、さらに母親が再婚したことで荒れてしまった少女キット(アナソフィア・ロブ)。
素行が悪く、親もお手上げという状態のキットは、更生のために寄宿学校に入れられてしまいます。
寄宿学校長(ユマ・サーマン)は厳しく、携帯電話など外部とのつながりは一切取り上げ、集められた数人の女生徒はそこでルールに従った生活を強いられます。
寄宿学校に嫌気がさすだけでなく、学校の雰囲気に妙な「違和感」を感じ始めたキットは、一緒に生活する中でも唯一友達のように接していたヴェロニカ(ビクトリア・モロールズ)と一緒に外出禁止時間に部屋を抜け出し、入ってはいけないと言われていた部屋に侵入します。
「ダークスクール」ネタバレあらすじ:承
するとそこには、これまで寄宿学校で暮らしていた生徒とその末路がつづられていました。
そしてキットとヴェロニカは、この寄宿学校は生徒に霊を憑依させ、生徒の体を使って死という人生の壁を前に芸術作品を仕上げられなかった音楽家・芸術家・作家を降臨させ、作品を作り上げさせていたことがわかります。
今すぐにでもこの学校を出て行かなければと焦るキットとヴェロニカでしたが、ヴェロニカは教師たちにつかまってしまい「更生もできないのなら、あなたは生贄に捧げる」と儀式の生贄にされてしまい、悪魔に体を乗っ取られ、鎖でつながれてしまいます。
「ダークスクール」ネタバレあらすじ:転
すぐにでも逃げ出したいキットでしたが、ヴェロニカを正気に戻し連れ出そうと、ロウソクに囲われた儀式の間にヴェロニカを救出に向かいます。
必死に「戦って、ヴェロニカ!あなたは強い!」と訴えかけたキットの声が届き、ヴェロニカは無事正気を取り戻します。
しかしロウソクの火が倒れ、学校は火の海になってしまいます。
他の女生徒を外に連れ出しでていこうとしますが、道筋がわからず困ります。
そんなとき、降臨されたたくさんの霊が目の前に現れ、その中に大好きな父親の姿を見つけます。
「ダークスクール」あらすじの結末ネタバレ
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霊となって表れた父親の案内に従い、外に出ることのできたキット。
ヴェロニカも無事に外へ出ることができました。
薄れる意識の中、救急車に担ぎ込まれながら、キットは父親の笑顔を見ます。
「愛している」という言葉が聞こえたような気がして、キットのすさんでいた心、母親に感じていた不満がすっと消えていきます。
次に目を覚ました時、キットは母親に抱きしめられていました。
父親の姿はありませんでしたが、心は穏やかで、見えない父親のぬくもりを感じるようで、キットは柔らかく微笑んだのでした。
映画「ダークスクール」の感想
最初はやんちゃをしている女子生徒がカリスマ的な寄宿学校の先生の教育指導で改心する、その中で学校の不正を見つける、といったストーリーかと思っていましたが、期待をいい意味で大きく裏切られ、「交霊のための器」として集められたとわかり話は急展開!目が離せないままスピーディーに話が進んでいきます。
主人公のキットは非常に可愛らしい見た目とは裏腹に汚い言葉遣いや荒々しい態度を取りますが、その節々に父親を失った悲しみが見え隠れしていて、切ない気持ちにさせられます。
親を失った子供の深い悲しみと、大人と子どもとで心の整理に必要な時間が異なるという現実に心を打たれ、また人が亡くなったあとでも大切な人とのつながりは絶えないという強い親子の絆を感じさせられました。
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