「現代ホラーの頂点」「史上最も恐ろしい」ち絶賛され、アメリカで話題となったホラー映画「ヘレディタリー 継承」が日本でも2018年に公開！
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※この記事に掲載している「ヘレディタリー 継承」の配信情報は2019年5月時点のものです。
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目次
映画「ヘレディタリー 継承」の作品紹介
(C)2019映画「ヘレディタリー 継承」製作委員会
【原作】
なし
【キャスト】
(アニー・グラハム)トニ・コレット/(ピーター・グラハム)アレックス・ウルフ/(チャーリー・グラハム)ミリー・シャピロ/(ジョーン)アン・ダウド/(スティーブ・グラハム)ガブリエル・バーン
【監督】
アリ・アスター
【脚本】
アリ・アスター
【劇場公開日】
2018年11月30日
【DVDレンタル・動画配信日】
2019年4月10日
【主題歌】
主題歌なし
【作品概要】
祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。
引用：映画.com
映画「ヘレディタリー 継承」の3つの見どころ
(C)2019映画「ヘレディタリー 継承」製作委員会
- 「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と絶賛！
- 最後の10分の展開に目が離せない！
- 主演はトニ・コレット！
チャーリーを演じる7歳の女の子ミリー・シャピロの演技が恐怖を湧き立て、子どもだけに出せる独特の怖さがあります。
サンダンス映画祭で「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」という評価を得た「ヘレディタリー 継承」。
「完璧な悪夢」「フィナーレまで瞬きすら許されない」というキャッチコピーの通り、ラスト10分の結末までの流れは注目です。
映画「ヘレディタリー 継承」のあらすじと結末ネタバレ
映画「ヘレディタリー 継承」のストーリーを「起承転結」で紹介します。
※結末部分ではネタバレを含みますので注意してください。
「ヘレディタリー 継承」あらすじ：起
母親(ハイジ・メンデス)が亡くなったのに、悲しむことができないでいたアニー(トニ・コレット)。
むしろほっとしている自分に驚きながらも、個展の開催の為ミニチュアアート作品の制作にいそしんでいます。
しかし、おばあちゃん子だった娘のチャーリー(ミリー・シャピロ)は次第に情緒不安定な様子になっていくのでした。
亡くなったはずなのに、家からも心からも母親の気配が消えず、疲弊するアニーは、常にイライラしてしまいます。
そして、ある晩「学校の友人のパーティーに行く」という息子のピーター(アレックス・ウルフ)へ、行きたくないというチャーリーを押し付け連れて行かせます。
ピーターは好きな女の子が別室で大麻を吸うというので、チャーリーを人ごみに置き去りに。「置いていかないで」というチャーリーに「あそこでケーキでももらって食べているといい」といって放ってしまいます。
ピーターに言われた通り、ケーキを食べたチャーリーでしたが、そのケーキには大量のナッツが入っていました。
「ヘレディタリー 継承」あらすじ：承
チャーリーはナッツアレルギーで、アナフィラキシーショックを起こしてしまいます。
慌てたピーターはチャーリーを車に乗せ、猛スピードで車を病院へ走らせます。
しかし、後部座席で苦しむチャーリーは誤って車の窓を開け、身を乗り出してしまい、目の前に現れた電柱に衝突。
猛スピードで走っていた車と一緒にぶつかったチャーリーの首は、頭が外れて飛んで行ってしまうのでした。
ピーターは自分の起こした事故に向き合えず、自宅に帰っても何も両親に言わず自室にこもります。
そして、翌朝目を覚ました母親アニーが、異臭から外に出ると、頭のないチャーリーの体を見つけ、泣き叫びます。
母親に続けて娘もなくしたアニーは悲しみに暮れ、大切な人を失った人が集まる会へ参加し、悲しみを吐露します。
そこで知り合ったお孫さんと息子さんを同時に亡くした老女ジョーン(アン・ダウド)に、「霊を呼び降臨させる儀式」を教わり、夢遊病を発している中で、その儀式を行ってしまいます。
「ヘレディタリー 継承」あらすじ：転
今まで症状のなかった夢遊病が起きただけでなく、自分のやった降臨の儀式のせいで、様々な怪奇現象が起き、アニーは次第に「母親に何かあるのでは」ということに気付きます。
いままで目を背けていた母親のアルバムを見ると、そこにはジョーンと一緒に映る母親の姿がありました。
慌てて、普段開けることのない屋根裏への扉をあけると大量のハエが沸いています。
それをかいくぐり屋根裏に入ると、なんとそこにはチャーリーのように頭を亡くした母の死骸が、虫の湧いた中にあり、さらには何かの儀式を行ったかのような跡がありました。
アルバムをさらに見返すと、なんと母親は悪魔崇拝者であり、悪魔を降臨させる力を代々受け継いでいる人間で、ジョーンもその会の一人であることがわかります。
さらには、悪魔を降臨するためには「若い男性の肉体の器」が必要であることまで記されており、ピーターに危険が迫っていることを知ります。
「ヘレディタリー 継承」あらすじの結末ネタバレ
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必死に夫(ガブリエル・バーン)に説明しますが、夫は「君は病気なんだ」と信じてくれません。
証明し、すべてを終わらせようと「チャーリーのスケッチブックを焼けば私の体が焼けるから、見ていて」と暖炉にスケッチブックを放り込んだアニーでしたが、なぜか夫の体に火が付き、燃えてしまいます。
その瞬間、アニーは完全に自我を失ってしまいました。
ピーターは見えない何かに襲われる恐怖から、母親に助けを求めようとしましたが、父親の焼死体を目にし、母親の異常な姿に逃げ道も失い、慌てて屋根裏に逃げ込みます。
どうしていいかわからず泣きじゃくるピーターでしたが、頭上でのこぎりをひく音がし、見上げると自分の母親が自分の首をノコで切り落としていました。
ピーターも錯乱し、窓から飛び降ります。
儀式は完成し、ピーターの体が悪魔に奪われ、家族は全滅してしまうのでした。
映画「ヘレディタリー 継承」の感想
(C)2019映画「ヘレディタリー 継承」製作委員会
ミリー・シャピロの演技・表情が非常に印象的な映画で、「無表情の子供の怖さ」に戦慄しました。
死に方も衝撃的で、しかもその死にざまもすべて結末への伏線であることにも最後にわかり、驚かされます！
年頃の男の子ピーターが本気で母親に恐怖し、泣きじゃくり、父親に「怖い」と手放しで泣いて助けを求める様子は、その場の恐怖をこの身で感じるかのようで、非常に恐ろしいです。
ラストシーンでは、母親が悪魔に操られ熱心に自分の首をのこぎりで切り落とすシーンがあるのですが、まさに「トラウマ級」で、ある意味で忘れられない映画となりました。
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